北インド ラダック〜ジャイプールの旅から帰りました。
インドに行くといつもだけれど、シンプルに「生きる」というところに立ち戻る。 出発までに考えていた、仕事のあれこれなど、「この地球上で人間として生きる。」という事をシンプルに考えれば、どうでもよく小さな事だ。
(恐らく昨年も、一昨年も同じ事を書いている。笑) ラダックでは、昨年の同じ時期と比べて格段に上がっている気温や、山に雪が殆ど残っていない事に、やはり地球温暖化は急速に進んでいる事を肌で感じた。 それでも、変わらぬ人々の優しさ、温かさに心がどんどん解されていった。 今回集まった10人の旅仲間。 見えない力を何度も共有した。
ラダックの旅が終わり、ジャイプールへ移動して、一人、また一人の旅のメンバーが帰国していった。
最後に残ったのは3人。 最後の夜は、カジュアルフレンチのカフェでスパイスで疲れた胃を休める事にした。 フレンチボッサが流れるお洒落なカフェのインテリアデザインは、TOCCAのデザインなどを手掛けたオランダ人デザイナーのマリーアン・オーディエンスのもの。
ひとしきり旅の思い出など振り返りながら食事をし、会計を済ませた後、さあ出ようか。という時に耳に聴いたことのある声が、、 ピエール・バルーの「サンバ・サラヴァ」が流れた。 「え?これピエールの声じゃない?」 3人で顔を見合わせた。 最後に残った3人は、この6月でクローズしたギャラリーアツコバルーのスタッフよしえちゃん、渋谷のSOHOでオフィスシェアをしていたゆかちゃんと私。 地下1階にライブハウス「サラヴァ東京」があるクロスロードビルで出会った3人だった。 2016年末に亡くなったピエール・バルー まるで私達の旅の最後に 「SARAVAH!!」 と言ってくれているようだった。
実際、私自身も今回の旅では一つのタームの終わりを感じていた。 この先は全くの真っ白だけれど、新たな旅の始まりを強く感じている。 一緒に旅をしてくれた皆さん。 インドでお世話になった現地の方々。 お仕事をお休みさせて下さったお客様。 いつもサポートしてくれる家族。 全てに感謝です。 ありがとうございます。 @ Caffe Palladio
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